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 ロシア製のSF,エイリアンものである。原題はロシア語であるので意味不明。ただ邦題のアトラクションはいかなる意図のタイトルか、映画を見ても意味不明。
 ハリウッド製のこの手の映画に比べると、アクションシーンのもたもた感やカーチェイスのぎこちなさはいかにもと云った感じだ。

 冒頭数分にわたってこの映画の背景をフラッシュバックのようにぴかぴかと映すのだがこれがどうも短絡的で頭の回転悪い爺さんにはついて行けない。

 舞台は2019年のロシアらしい。いまから数年前に異星人の乗った物体が墜落地球に衝突。どうもそれに乗っていたエイリアンがロシア女性ユリアと恋をしたという設定らしい。
ロシアの国防省はその物体とそれに接触したユリアを調べて、そこから新たな武器を作ろうと意図している。ロシア国防軍のリーダーがなんとユリアの父親のデビドフ中将。
 異星人の男はハリトンと云い、どうもユリアの恋人だったらしい男チョーナに撃たれ行方知らずになったらしい。全部らしいで申し訳ないがそうらしい。

 異星人たちは地球の上空にとどまり地球を監視し続ける。地球のデジタル情報は全部吸収できる能力を持ち、それによって地球人を操作して進化を抑えようとする。ユリアに再会したハリトンは異星人の衛星ラーに戻るよう指示を受けるが、それを拒むことによりラーの怒りを買い、地球は滅亡の危機に陥る。
 しかしこれだけの大事件なのに、ロシアの中だけにとどめると云うのは、さすがに秘密国家らしい。時間の無駄のような映画だからよほどゲテモノ好きのSFファンにしか勧められない。