2017年10月30日
「善悪の刃」、チョンウ、カン・ハヌル主演
2000年に発生した、薬村五差路・タクシー運転手殺害事件をもとにした映画、冤罪事件である。
15歳のチョ・ヒュヌ(ハヌル)はバイク運転中薬村五差路で男と接触し横転する。実はその男はタクシー運転手殺害の犯人だったのだが、ヒュヌのバイクに凶器らしいナイフがあったことからヒョヌは逮捕され、警察のペク刑事らから暴行を受け自白を余儀なくされ10年間服役する。
イ・ジュニョン弁護士(チョンウ)は金もうけをめざして弁護士になり、一獲千金を夢見た大訴訟を指揮するが敗れ、借金まみれになり、しかも妻からも愛想をつかされている。この二人が結びつくのジョニョンが友人のつてで弁護士事務所の無料相談窓口に仮採用された時、ヒョヌの母親がヒョヌの冤罪と賠償金についてイジョニョンに相談したからである。
売名行為のつもりでこの冤罪事件を引き受けたジョニョンだが、次第にのめりこんでくる。検察からの圧力、弁護士事務所からの誘惑などあるが、ジョニョンは再審裁判にこぎつける。
真犯人が出てきたのに逃がしてしまうなど作りは少々粗っぽいが、結局冤罪事件を映画にするのは最後が見えているからでそういう意味では面白かった。しかし怖い警察や金もうけ主義の弁護士というパターン、しかも弁護士は良心的な弁護士に変身してゆくパターンは韓国の人は好きなようだ。2014年の作品「弁護人」も同工異曲で同じパターンである。金もうけ至上主義、司法の横暴を批判するのは韓国の人たちには受け入れられやすい題材なのだろう。
〆
「善悪の刃」、チョンウ、カン・ハヌル主演
2000年に発生した、薬村五差路・タクシー運転手殺害事件をもとにした映画、冤罪事件である。
15歳のチョ・ヒュヌ(ハヌル)はバイク運転中薬村五差路で男と接触し横転する。実はその男はタクシー運転手殺害の犯人だったのだが、ヒュヌのバイクに凶器らしいナイフがあったことからヒョヌは逮捕され、警察のペク刑事らから暴行を受け自白を余儀なくされ10年間服役する。
イ・ジュニョン弁護士(チョンウ)は金もうけをめざして弁護士になり、一獲千金を夢見た大訴訟を指揮するが敗れ、借金まみれになり、しかも妻からも愛想をつかされている。この二人が結びつくのジョニョンが友人のつてで弁護士事務所の無料相談窓口に仮採用された時、ヒョヌの母親がヒョヌの冤罪と賠償金についてイジョニョンに相談したからである。
売名行為のつもりでこの冤罪事件を引き受けたジョニョンだが、次第にのめりこんでくる。検察からの圧力、弁護士事務所からの誘惑などあるが、ジョニョンは再審裁判にこぎつける。
真犯人が出てきたのに逃がしてしまうなど作りは少々粗っぽいが、結局冤罪事件を映画にするのは最後が見えているからでそういう意味では面白かった。しかし怖い警察や金もうけ主義の弁護士というパターン、しかも弁護士は良心的な弁護士に変身してゆくパターンは韓国の人は好きなようだ。2014年の作品「弁護人」も同工異曲で同じパターンである。金もうけ至上主義、司法の横暴を批判するのは韓国の人たちには受け入れられやすい題材なのだろう。
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