面白い映画が来た。「3時10分、決断の時」だ。久しぶりに映画館に行く気になって新宿ピカデリーにいったらなんと長蛇の列で、一回目は売り切れでギブアップ。
最近映画館に行く気がしなくなった原因のひとつはここにもある。昔は満席でも立って見せてくれた。今はみんな指定席だ。まあ安心して見ることができるのはいいけど融通が利かない。昔は途中から入って最後まで見て、そして次ぎの回は通しで見ることもできた。面白ければもう一度通しで見ることだってできた。どちらが良いのかわからないけど。
それと映画館が小さくなった。300-400席なら大きいほうではないか?昔の新宿のミラノ座や渋谷のパンテオンなどは優に1000人以上入ったのだ。器が何かせせこましいと映画までせせこましくなって我が家でDVDを見るのとあまり変わらなくなる。
ということでこの映画は今回は見送り。
最近映画館に行く気がしなくなった原因のひとつはここにもある。昔は満席でも立って見せてくれた。今はみんな指定席だ。まあ安心して見ることができるのはいいけど融通が利かない。昔は途中から入って最後まで見て、そして次ぎの回は通しで見ることもできた。面白ければもう一度通しで見ることだってできた。どちらが良いのかわからないけど。
それと映画館が小さくなった。300-400席なら大きいほうではないか?昔の新宿のミラノ座や渋谷のパンテオンなどは優に1000人以上入ったのだ。器が何かせせこましいと映画までせせこましくなって我が家でDVDを見るのとあまり変わらなくなる。
ということでこの映画は今回は見送り。
夏休みに何本か見た映画、いずれもDVD、我が家での鑑賞である。
「ベンジャミンバトンの数奇な人生」
ブラッドピットとケイトブランシェットの組み合わせ。バベルと一緒。
1918年から2003年までの叙事詩ともいえる映画。しかし2時間半は少々冗長ではないか?さしたるドラマが待っているわけでもない。バトンがどんどん若返るのを縦糸に、アメリカ現代史を横糸にしている。まあフォレストガンプみたい。一次大戦、二次大戦、ドーバー海峡横断、ニューオリンズのハリケーンありだがこれらは物語とはあまり関係なく挿話にもならないとってつけのような取扱で時々あくび。フィンチャー監督のお得意のメーク技術が唯一の売りではないだろう。老いがテーマと感じた。その意味ではまあ面白かった。
ブラッドピットとケイトブランシェットの組み合わせ。バベルと一緒。
1918年から2003年までの叙事詩ともいえる映画。しかし2時間半は少々冗長ではないか?さしたるドラマが待っているわけでもない。バトンがどんどん若返るのを縦糸に、アメリカ現代史を横糸にしている。まあフォレストガンプみたい。一次大戦、二次大戦、ドーバー海峡横断、ニューオリンズのハリケーンありだがこれらは物語とはあまり関係なく挿話にもならないとってつけのような取扱で時々あくび。フィンチャー監督のお得意のメーク技術が唯一の売りではないだろう。老いがテーマと感じた。その意味ではまあ面白かった。
「ORFANATO]スペイン映画、原題は孤児院という意味か?
スペイン製のホラーだが最後がちょっと情緒的で本当のホラーにはなりきっていないが、全編怖くて鳥肌が何度もたった。
孤児院で育った主人公(女性)が孤児(ただしHIV感染している男の子)を引き取るがその子が失踪してしまう。その男の子は主人公の孤児院時代の仲間の霊と交合している。じつは主人公の友人たちはその孤児院の仲間の醜い少年を誤って殺してしまうがその少年の母親に毒殺されて埋められてしまう。其の霊達が見つけて欲しいとさまよっているのだ。結局主人公の養子の男の子は其の霊を追って死んでしまうのだが主人公はその少年を愛するあまり自殺する。そうすれば自分も霊になり男の子に会えるからだ。
スペインでは人気の映画だったそうだ。珍しい作品で面白かった。
スペイン製のホラーだが最後がちょっと情緒的で本当のホラーにはなりきっていないが、全編怖くて鳥肌が何度もたった。
孤児院で育った主人公(女性)が孤児(ただしHIV感染している男の子)を引き取るがその子が失踪してしまう。その男の子は主人公の孤児院時代の仲間の霊と交合している。じつは主人公の友人たちはその孤児院の仲間の醜い少年を誤って殺してしまうがその少年の母親に毒殺されて埋められてしまう。其の霊達が見つけて欲しいとさまよっているのだ。結局主人公の養子の男の子は其の霊を追って死んでしまうのだが主人公はその少年を愛するあまり自殺する。そうすれば自分も霊になり男の子に会えるからだ。
スペインでは人気の映画だったそうだ。珍しい作品で面白かった。
「その男ヴァン・ダム」ジャン・クロード・ヴァンダム主演だがその本人をパロディにしてしまうんだからフランス(本当はベルギーかも)人のひねりは面白い。
世界的アクションスターであるヴァンダムが落ち目になり郵便局に強盗に入る、ところがそれは間違えで彼は単に巻き添えをくっただけ、しかしマスコミも警察も彼が主犯と信じ、大騒ぎになるというバカバカしい話。そういえばヴァンダム最近見かけないなあと思ったらこんな映画を作ってしまった。自虐的であるにしてもそれをユーモアと思わせる作りはなかなかでした。途中中だるみするが面白い一編。
最後刑務所(金がなくて奥さんとの裁判費用がないので詐欺をおこなうがその罪で服役)のなかで空手を教えるシーンはなかなか笑わす。
世界的アクションスターであるヴァンダムが落ち目になり郵便局に強盗に入る、ところがそれは間違えで彼は単に巻き添えをくっただけ、しかしマスコミも警察も彼が主犯と信じ、大騒ぎになるというバカバカしい話。そういえばヴァンダム最近見かけないなあと思ったらこんな映画を作ってしまった。自虐的であるにしてもそれをユーモアと思わせる作りはなかなかでした。途中中だるみするが面白い一編。
最後刑務所(金がなくて奥さんとの裁判費用がないので詐欺をおこなうがその罪で服役)のなかで空手を教えるシーンはなかなか笑わす。
「クリーナー」S・L・ジャクソン、エド・ハリスなど
芸達者な俳優がそろったので期待した。殺人現場をクリーンにすることを職業にしている元警官が主人公。彼が殺人事件に巻き込まれ容疑者になってしまう。意外な結末で面白いが少々脚本が粗雑ではないか?80分でドラマの筋たては描けてもその中の人にリアルさを持たせるのは難しいかもしれない。話は面白いのに残念。
芸達者な俳優がそろったので期待した。殺人現場をクリーンにすることを職業にしている元警官が主人公。彼が殺人事件に巻き込まれ容疑者になってしまう。意外な結末で面白いが少々脚本が粗雑ではないか?80分でドラマの筋たては描けてもその中の人にリアルさを持たせるのは難しいかもしれない。話は面白いのに残念。
「感染列島」妻夫木聡、壇れいなど役者は豪華。
いわゆるバイオ・クライシスものである。話は面白いのだが冗長。特にウイルスが発見されてからは単におセンチなメロドラマに化してしまった。新種のウイルスが猛烈に蔓延してゆくなかでの医師や看護師の活躍や患者の人間模様を描くいわゆるグランドホテル的な手法だがもうひとひねり欲しい。南の島でウイルスを発見するところなど非常に面白かったが後はウイルス患者の悲惨な有様や医師や看護師のばたばたする様を描いているだけなのでどうしても単調になる。人道的な面や医療の現場に焦点を当てるのはわかるがもう少しクライシス面にフォーカスしたほうが娯楽作品としては面白かったのでは。厚生省の啓蒙映画ではないのでしょうから。
この手の映画では「アウトブレーク」が面白い。もちろん欠点もあるが最後まで惹きつけるドラマとしての面白さがある。軍の細菌兵器まで登場するわけでいわゆるクライシス・サスペンスとしては良くできていると思う。
日本でもそろそろ妙なセンチメンタリズムを排した真のサスペンスができないものかな?
それにしても佐藤浩市があんなに速く死んでしまうなんてもったいないよな。
いわゆるバイオ・クライシスものである。話は面白いのだが冗長。特にウイルスが発見されてからは単におセンチなメロドラマに化してしまった。新種のウイルスが猛烈に蔓延してゆくなかでの医師や看護師の活躍や患者の人間模様を描くいわゆるグランドホテル的な手法だがもうひとひねり欲しい。南の島でウイルスを発見するところなど非常に面白かったが後はウイルス患者の悲惨な有様や医師や看護師のばたばたする様を描いているだけなのでどうしても単調になる。人道的な面や医療の現場に焦点を当てるのはわかるがもう少しクライシス面にフォーカスしたほうが娯楽作品としては面白かったのでは。厚生省の啓蒙映画ではないのでしょうから。
この手の映画では「アウトブレーク」が面白い。もちろん欠点もあるが最後まで惹きつけるドラマとしての面白さがある。軍の細菌兵器まで登場するわけでいわゆるクライシス・サスペンスとしては良くできていると思う。
日本でもそろそろ妙なセンチメンタリズムを排した真のサスペンスができないものかな?
それにしても佐藤浩市があんなに速く死んでしまうなんてもったいないよな。
「オーストラリア」ニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマン
オーストラリアの現代史を軸にイギリス貴族の妻に焦点をあて描いたメロドラマ。アポリジニの純血性を守るための分離政策など日本ではあまりなじみのない話も織り交ぜ長尺ものではあるが飽きさせない。この手の映画好きです。
オーストラリアの現代史を軸にイギリス貴族の妻に焦点をあて描いたメロドラマ。アポリジニの純血性を守るための分離政策など日本ではあまりなじみのない話も織り交ぜ長尺ものではあるが飽きさせない。この手の映画好きです。
以上