_

事件をのぞき見して、巻き込まれるというストーリーはごまんとあるので、本作も同工異曲とも思いつつ見てしまった。それはキャストの素晴らしさだろう。主人公のアナ・フォックスをエイミー・アダムス、隣家の主人アリステア・ラッセルをゲーリー・オールドマン、そしてなぞのジェーン・ラッセルと名乗る女をジュリアン・ムーア。このキャストを見て、おおっと云わない人はおるまい。

 アナはある事件を契機に、心を病み、広場恐怖症となり、外出ができない。もともとは児童心理セラピストだった。最近引っ越した隣家のラッセル家の息子のイーサンとの交流、そしてラッセル夫人と名乗る女性との交流を通じて、隣家に何がしかの、暴力的事件があると思いこみ、窓越しに観察をする。結果は予想がつくにしても、この3人の演技の面白さだけでも、見る価値がある。短い時間だけれども、アナとジェーンと名乗る夫人との会話の千変万化ぶり、真剣勝負ではないか?そしてラッセル氏とアナとの対決の場面の緊迫感。まるで舞台劇のような面白さ。原作の映画化である。
 ネットフリックス提供番組である。

 何年か前に映画化された「ガール・オン・ザ・トレイン」はエミリー・ブラント主演で、ウーマン~のようなオーソドックスさのない、異色ののぞきものとして、私は好きな映画だ。原作も面白かった。